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【函館GⅡ最終日S級決勝】松浦 3連覇

 松浦がサマーナイトF3連覇―。GⅡ「第19回サマーナイトフェスティバル」の決勝戦は7月17日、北海道・函館競輪場で行われ、脇本雄太の逃げに乗った松浦悠士(32=広島・98期)が差して優勝、賞金1460万円を獲得した。松浦のサマーナイトF優勝は3年連続3回目。

 決勝VTR サマーナイトF決勝 佐々木―平原―神山―新田―松井―山口―脇本―松浦―山田で周回。打鐘で踏み上げた脇本が最終Hで先頭に立つ。佐々木は後退して松浦―松井―平原―神山―新田―山田―山口が続く。新田が捲るも車は出ず。G前で松浦が脇本をかわす。


初連係の脇本差し切った

 今年1番の暑さとなった3連休最終日の函館競輪。今年も〝夜王〟の座に君臨したのは松浦だった。

 神山がSを取り、佐々木―平原―神山―新田―松井―山口―脇本―松浦―山田で周回。レースが動いたのは赤板2コーナー。脇本の仕掛けを察知した佐々木が誘導を外して一気にペースアップ。脇本も外並走のままぐんぐんとスピードを上げ、ホーム線過ぎに先頭に躍り出る。松浦もしっかり追走。山田が離れた3番手には松井が切り替える。新田のバック捲りも不発に終わり、最後は番手絶好となった松浦が脇本を差し切って大会3連覇を達成した。

 「脇本さんとの初連係は緊張半分、楽しみ半分。1番強い選手なので、どうあれ信頼して付いて行くだけでした。とにかく凄いカカリでした」

 今節は初日6着スタートながら、準決勝の1着できっちりと修正。

 「2日目のレースが自分の持ち味だし、最近にはないぐらいいい状態だった。決勝も気持ちは誰よりも入っていた」
 最後は3連覇にあやかった〝スリーピース〟締め。夜王と言うには穏やかすぎる笑顔が函館の夜空に輝いた。(岡田 光広)

 ◇松浦 悠士(まつうら・ゆうじ)1990年(平2)11月21日生まれ、広島県広島市出身の32歳。市立広島工高卒。10年7月プロデビュー。通算成績は1171戦338勝。通算取得賞金は8億4777万円。主な優勝は第61回競輪祭(19年)、第4、7回ウィナーズカップ(20、23年)、第63回オールスター(20年)、第75回日本選手権(21年)、第17、18、19回サマーナイトフェスティバル(21、22、23年)。1㍍68、73㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した松浦悠士は富山記念(8月3~6日)、2着の脇本雄太、3着の松井宏佑は福井記念(22~25日)へ。

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